クリアウォーターの特長
安心安全な成分
対 ヒト
マグネシウムは人体の必須ミネラルです。酸化マグネシウムは便秘薬や制酸剤に使用される成分です。
- 検査方法:水質基準に係る検査方法(平成15年厚生労働省令告示第261号)
- 検査結果:pH以外の抗モックで基準以下を確認
対 植物
マグネシウムは植物にとって必須の元素で肥料にも使われています。
- 検査方法:重金属等の溶出試験(環境庁告示第13号)
- 検査結果:全ての項目で基準以下を確認
対 水生生物
生態毒性試験でも安全性を確認しております。魚類が生息している場所での散布も実績多数あります。
- 検査方法:OECDテストガイドラインに準拠した急性毒性試験(藻類、オオミジンコ、コイ)
- 毒性影響がないことを確認
国内原料・国内製造
山口県美祢市の石炭と、山口県宇部市の海水を原料として、酸化マグネシウム及び水酸化マグネシウムを製造しております。炭酸ガスや不純物を除去した海水に、消石灰を加え、水酸化マグネシウムを生成します。その後の乾燥工程または焼成工程を経て、製品となります。
クリアウォーターのラインナップ
主成分 | 水酸化マグネシウム:Mg(OH)Mg2 | 酸化マグネシウム:MgO | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
型式 | CW-P | CW-2M | CW-5M | CW-HP | CW-H | |
形状 | 粉状(約3μm) | 粒状(約2mm) | 粒状(約5mm) | 粉状(1mm以下) | 石状(約5mm) | |
効果 | 即効性 | 中期持続性 | 中期持続性 | 長期持続性 | 長期持続性 | |
単量 | 20kg | 20kg | 20kg | 20kg | 20kg | |
包装 | ポリ入り紙袋 | ポリ袋 | ポリ袋 | ポリ入り紙袋 | ポリ入り紙袋 |
アオコ対策
アオコは富栄養化が進んだ池や湖沼で藍藻類が異常増殖することにより発生し、水面に緑のペンキを巻いたような見た目になります。景観を損なうばかりではなく、アオコの毒素により人体や家畜、水生生物へ悪影響をもたらします。クリアウォーターを散布することでアオコを沈降させ、発生抑制にも寄与します。
アオコが好む環境 → 窒素/リン比 29以下
水中のリン濃度(分母)を小さくすれば、窒素/リン比が大きくなりアオコ発生を抑制できます。
メカニズム
改善前
改善後
- 水に溶いたクリアウォーターを水面上からシャワー散布することで、アオコにクリアウォーターが付着し、比重の増加により沈降させます。
- 水底に到着したアオコは、アオコ毒を出すことなく分解されます。また、クリアウォーターがアオコの栄養となるリンを固定して溶出を抑制します。
散布前後比較
散布前
散布後
2012年 千葉県 5,000㎡
使用方法
岸から散布する場合
小さい池などへ散布する時は、岸からクリアウォーターを水に溶かして散水用ポンプを使用して散布します。
船の上から散布する場合
船の上から散布することにより、大きい湖などに効率よくクリアウォーターを散布することができます。水に溶いて散水用ポンプを使用して散布します。
底質改善
自然の水域は元々自浄作用を備えていますが、生活排水の流入等により過剰な負荷がかかると汚濁物質が底質にたまり環境が悪化していきます。養殖場や河川、湖沼で環境が悪化すると底質から硫化水素等が発生し、水生生物へ悪影響をもたらします。クリアウォーターを散布することで硫化水素の発生を抑え、底質を改善します。
底質の評価基準
底質の汚染の状況は、底質の全硫化物(T-S)の値によって評価することができます。
メカニズム
養殖場を取り巻く環境
病気、ストレスを持つ魚たちの状況
- 過密養殖
- 過剰給餌
- 塩通し不良
- 残餌、排泄物の蓄積
- 有害細菌の増殖
- 貧酸素、pHの低下による硫化水素発生
- 魚病細菌の増殖
- 寄生虫の増加
理想の養殖場環境
底質改善剤の散布効果
- 底質のpH改善
- バクテリアの活性化
- 蓄積物の分解
- クリアウォーターが海底まで降下し、底質のpHを上昇させます。
- 底質を弱アルカリ性に保つことで硫酸塩還元菌の活動が抑制され、硫化水素の発生を抑えます。
- 秋口に酸化が豊富に含まれる海水が海底に入り込み、生き残った底生生物や好気性細菌が活発に活動することにより、底質が改善されます。
底質改善効果のデータ
使用方法
いけすの上から散布する場合
養殖いけすの下へ散布する時は、小型のスコップ等を使って中に散布します。
散布する前に、いけすの底の網目詰まり等していないことを確認してください。
船の上から散布する場合
いけすを使用しない漁場やいけすの設置前の場合、船の上から散布することにより、効率よくクリアウォーターを散布することができます。製品袋の角を5〜10cm切り、船をゆっくり進ませながら、袋を傾けて散布します。